Alice’s Adventures in Wonderland / Lewis Carroll
YL(難易度):5.5 総語数 :26,000語 ※SSSより
この本はきっと誰もが知っている
名作です。
不思議の国のアリスです。
この不思議の国のアリスをこの
原書で読んだ人は
『原書の方が楽しい!』
などよく言われるのですが
実際本当に面白いです。
何が面白いかというと
所々に言葉遊びが出てくるんです。
そのひねくれ具合とかを
読み解ければ
どんな洋書もこれから
読めることでしょう☆
ストーリーについて
ストーリーは有名ですが
簡単に説明すると
退屈していたアリスが
「遅刻だ遅刻だ!」
といっているウサギを追いかけていったら
穴に落ちて
その穴に落ちている間が
結構長くて、その間に
身体がおっきくなったりちっちゃくなったり笑
漸く地上について洞窟を歩いて行くのですが
その間に色々なキャラクターに出会しては
言葉遊び的な会話を繰り広げていきます。
この本を読んで
とにかく会話のやり取りが面白いです。
この不思議の国のアリスの作家は
彼は作家でも有り数学者でもありました。
この本の中にも計算の話も出てきます。
また、彼はかばん語という造語も造りだし
この本の中で度々出てきます。
そういった意味では慣れないと難しいかもしれません。
もし、読んでて大変であれば日本語訳のものを
用意すると良いかもしれません。
これは実は私も買いました。
多分唯一の文庫本タイプで
凄く薄くて本自体気に入っています。
この文庫版を読むと面白いと思うのは
この英語を日本語に翻訳した人は
本当に凄いなぁと思う点です。
というのも、先程から言っている
言葉遊びとか、かばん語を
如何にこれは”言葉遊び”と
日本語で分ってもらうのに苦労したかが
分ります。
そういう意味でもこの日本語訳も
非常に読む価値はありますよ。
ただ、気を付けて欲しい事があります。
皆さんは、文庫本に書いてある通りの
完璧な翻訳をする必要は無いと言うことです。
私たちが洋書を読むときは
綺麗な翻訳をする必要は無いというの事は
気付いていましたか?
英語で言っていることが分るのと
翻訳するとは違いますよね。
翻訳すると言うことは
英語の文章を日本語で分りやすくするために
文章を組み替えたり、意訳したりする作業のことを言います。
しかし私たちが洋書を楽しむというのは
英語を頭から読んで英文の順番で
想像を膨らまして楽しむ事です。
折角頭から英語を読んでいるのに
わざわざ日本語文に翻訳する必要は無いのです。
ですから、例えば日本語に訳されている洋書を読んだり
英字新聞を読むときもそうですが、日本語訳を
読んであまりにも完璧すぎてこんな訳し方出来ない!とか
自分の訳が間違ってるとかいるんじゃないか
って思うことがあるのですが
そんな事は考える必要はありません。
結局言っていることが合っていれば良いのです。
そこを気を付けて、翻訳版を参考にして戴ければ
より深く楽しめるのではないかと思います。