Fly Away Home
YL(難易度):4.5 総語数 :37,000語 ※SSSより
レベルが急に上がったように見えますが
読み始めてしまえば凄く良い本なので
どんどん進みたくなる小説です。
この本は映画化されているらしく
邦題は”グース”です。
この本は私が初めて洋書をちゃんと読めたと実感した一冊です。
というのもこの本は仲間と一緒に読み進めたため、最後まで精読した記念すべき一冊でした。
ペンギンリーダーズは子供向けのいわゆる国語の教科書という
位置づけなので少し勉強くさい感じがするのですが
この本のストーリーを読めば全くそんな気にさせない一冊だということが分かります
。
ストーリー
事故で母を亡くしたAmyという主人公の女の子が
残された父と二人、父の古里(カナダ)で新しい生活を余儀なくされる話です。
Amyはお母さんが大好きでしたが、母の生前の時も両親はニュージーランドとカナダで
別々にクラしていました。
そしてそんな父の事は元々好きではなくむしろ憎んでいた。
そんなカナダの父の実家での新し生活が始まるやいなや
父の仕事を見ては、Crazyを連発します笑
新しい学校にも馴染めず、いやいや生活をしている中、
あるとき家の近くで16個のグースの卵を見つけます。
ここで出てくるグースと父親の仕事が実は関係しています。
そんなグースと父の仕事とリンクしながら親子の絆を深めていく
薄い本ながらも、凄く入り込んでしまうストーリーです。
英語ピックアップ
この本を読んだ方が良いと思うところがいくつかあるのですが
特に、エイミーの心情が書かれている点や、状況描写、そして関わる人との会話がとても多いことです。
ストーリーの最初のところでは、父との生活を嫌がる描写がありますが
そんなに嫌なんだな!というのが分かるのが凄く伝わってくる英語が書かれているんです。
例えば、
Now Mum was dead I had to stay with Dad.
直訳すると「お母さんが亡くなった。私は父と居なければいけない。」
つまり、父との生活を嫌がっているわけですね。
had to stay with Dad.って凄く嫌って気持ちが伝わってきますね。
他にも
It’s no my problem
という表現があるのですが、日常英会話でも使う表現で
直訳すると、「それは私の問題じゃない。」で
意訳すると、「私には関係ない!」
という意味になります。
こんな風に、随所に渡って生活で使われる文章が出てくるので
本当にそのまま英会話につかるんです。
特にこういうストーリーものだと、情景も頭に入るので
適切に英文を使えるようになるんです。
当然リスニングにも生きてきます。
こういう所に、洋書を絶対に読んだ方が良いと思うポイントがあります。
この本を読み終わって
この本は先にも書きましたが
初めて一冊の洋書を読めたと
初めて思えた本でした。
この本の最初の方にmarshとかgeeseとか
出てきて、最初でつまずいてしまいそう
でしたが、洋書って不思議で
進んでいけば、あぁそういう意味か
と勝手に意味が分ったりするので
そこは諦めないで、どんどん進むのが
ポイントだと思います。
この本はストーリーでも説明しましたが、
薄いながらも濃いストーリー展開が楽しめます。
本当にお勧めの一冊ですので
頑張って一冊読みきってみましょう!