The Alchemist / Paulo Coelho
YL(難易度):5.7 総語数 :41,000語 ※SSSより
いよいよ最後の10冊目の本になりました。
最後の本は私にとってはバイブルであり
読んでからの行動に動機付けを
与えてくれた本です。
その名もアルケミスト
アルケミストとは直訳すれば
錬金術師ですね。
違う金属同士を合わせて
金を作るというようなSFチックな
名前ですが
内容は少年の冒険の物語です。
しかしながら、少年の物語といっても
侮れませんよ。
少年が旅先で出会う人達のエピソードが
とてもそうだよなぁって納得するような話が出てきます。
冒険ものといえども我々の日常的な考えや行動と
照らし合わせることが出来ます。
この本はamazonの洋書でも常に上位に位置しており
以前カナダに行った際もChaptersという本屋さんでも
この本が紹介されていました。
この著者のパウロ・コエーリョさん
はブラジル人で、この本の原書は
スペイン語です。
以前フィリピンに語学留学した際も
先生が好きな本としても
このアルケミストを挙げていました。
フィリピンは一度スペインの植民地に
なっているため
若干今もスペインの名残が有り
パウロ・コエーリョもフィリピンでは
有名なのだと思います。
ストーリーについて
主人公の名前はサンチャゴといい
羊飼いです。
この羊飼いというあたりが聖書を
意識している部分でもあると思います。
彼は元々勉強が出来る子で将来は
学者などになるつもりでしたが
元々やっていた羊飼いを
続けたいと思い羊飼いになったのでした。
羊飼いになってからは
羊の毛を売るのに街に出かけますが
そんな風に遠くに出かけるのも
好きでした。
そして、偶然と決意により
旅人になりました。
この本を読み終わって
この本は、難しい単語が少し出てきます。
この本は是非とも丁寧に読んで欲しいと思います。
このアルケミストは初めて洋書を読んで
涙が出た本でもあります。
ストーリーは主に乾いた砂漠なのですが
場所場所で様々な情景が楽しめます。
途中で出会す人達はサンチャゴに
アドバイスやこれからの方向を
示してくれるのですが
読んでいる自分までなんだか
ガイドされてるような気持ちになります。
大人になった今だからこそ
この本の良さが分るし
決して子供だけのためのではありません。
このアルケミストは翻訳家として有名な
山川夫妻によって翻訳されたものが
文庫本で出ていますので
不思議の国のアリス同様
どうしても分らないときは
参考にしてみて下さい。
それでは、この本が最後の本になります。
今迄1冊目から10冊まで読んできてくれた皆さん
ありがとうございました。
この後は、中級者用という形で
他に読んだ洋書や
読んでみたい洋書などを
このサイト内で紹介しております。
また、本を読んでいて分らないことや
質問がありましたら
答えられる範囲でであればお答えしたいと
思っておりますので
気軽にコメントや質問の所から
メッセージなど頂けたらと思います。
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